みなさんこんばんは。もらとりあむです!
あと1ヶ月くらいで2020年くらいになっちゃうじゃないですか。
2020年といえば東京オリンピックですね!
東京オリンピックといえば!あの!
AKIRAの作中でも2020年に東京オリンピックやることになってるじゃないですか〜!
ってことでAKIRAのファンは盛り上がってましたね。
先日原作を読み終わったのでとうとう今日はネットフリックスで
”AKIRA”を鑑賞しましたよ。
(1988年:大友克洋監督:124分)
1988年にこのサイバーパンク・・・大友先生って凄いんだなぁと実感します。
原作も映画版も国内外問わずアツいファンが多いことで有名ですね!!
Supremeコラボの服も発売されてましたし、AKIRA題字や作風をオマージュにしたものも良く目にしますし、日本のサブカルといえばAKIRA!みたいなとこありますよね
鉄雄の「危険は無い」のシーンですね〜〜。ああかっこいい
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1988年公開なんですけど、当時の映画では珍しい作り方
セリフを先に収録して、後からそこに映像をつける
「プレスコ方式」で作り上げた作品らしいです。
新劇のエヴァとかおもひでぽろぽろ、平成狸合戦ぽんぽことかもこの手法だそうで!
それを踏まえた上でもう一回観ると、シンクロ性の高さに感動ですね。
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AKIRAの凄さは作画の緻密さがよく取り上げられるんですけど、私が気になったのは
音楽ですかね!
人間の声使ってんのかな?って感じの 独特で耳に残る、不気味さもある感じのBGMが
舞台である”ネオ東京”のサイバーパンクで荒廃して、どこか日本だけど日本じゃない架空の世界観にぴったりですごく気に入ってます。
この音楽は「芸能山城組」というグループが作っているそうです。
なんかAKIRAのBGM、どっかで聞いたことあるな・・・?って思って調べたんですけど
月曜から夜更かしで使われてるじゃないですか!!!!
ケロケロケロ〜〜みたいなやつ!!
月曜から夜更かしのBGMのセンス、結構サブカルに寄り添ってくれてて好きなんですよねえ。
Doll’s Polyphony って曲らしいので、月曜から夜更かし視聴者の方はぜひ・・・聴いてみて・・・
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まぁだいぶ話はズレましたが映画版の感想をつらつら書いて行こうかなーって思います!
真面目な考察とかは他の方がだいぶわかりやすくまとめてくれてるので
私はフリーに書きたいことだけ書きますね!!
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あらすじ
1988年7月16日、関東地方で「新型爆弾」が炸裂し、第三次世界大戦が勃発。それから31年後、2019年の新首都「ネオ東京」では、反政府ゲリラと軍(アーミー)との衝突が続いていた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/AKIRA_(漫画)
不良少年の金田は、山形・甲斐・鉄雄といった仲間と共に、オートバイでの暴走に明け暮れる日々を繰り返していた。ある日、暴走中に鉄雄がタカシと衝突したことで警察に捕えられ、金田は留置所で出会ったケイに一目惚れする。
一方、事故をきっかけとして能力に目覚めた鉄雄は、同時に自我を肥大化させ、病院から脱走。怒りに任せて力を振るうようになっていく。
金田はケイと共に、軍のラボに潜入して鉄雄を救おうとするが、暴走した鉄雄によって山形たちが殺されたことで、鉄雄との対決を決意する。
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以下ネタバレありの感想です!お気をつけください!
この映画が原作4巻くらいまでの時に制作された作品だからか、結構端折られてますね!
カオリは元から鉄雄の彼女だし、ケイと金田は全然ひっつく要素ないし、
タカシとキヨコとマサルは最初からずっと一緒だし、結構原作との違いは大きいです。
それでも監督を原作の作者でもある大友克洋がきれいに纏めてるから、
視聴する際は一つも問題ないです。むしろ観やすい・・・!?
2時間でAKIRAワールドを隅から隅まで堪能できる良さがありますね。
AKIRA始める方には映画→漫画のルートをおすすめしたいです。
ただ私はとても悲しいです。
俺達のチヨコとミヤコが全然出てこないじゃないか!!!!!

霊長類最強の女チヨコ・・・・金田達はチヨコにどれだけ助けられたことか。
チヨコいなかったら原作ではマジで生き延びれてないよ??
1mmも出てこないじゃん!!???3巻あたりなんてチヨコ無双じゃん!?!?
悲しいけど映画には全然出てこないです。ぴえん。
そして原作ではキーパーソンになる、ミヤコ婆さんです。

出てくることには出てきたけどさ!!!
街のヤバさに触発されたちょっとあたおかなお祈りババアみたいなぞんざいな扱いじゃん!!
しかもすぐ死ぬじゃん!!!!
すっごい雑じゃんね!!え〜〜〜!!??ってなっちゃったよ!!
(小咄ですが、ミヤコのコスプレしてた方めちゃクオリティ高いので探してみて)
私がAKIRAを知ったきっかけは地元の図書館に漫画が置いてあったからなのですが、
幼稚園児にこのミヤコのルックスはスッゲェ網膜に残ったわけよ。
あーこのおばちゃんすごいおばちゃんなんだろうなー。って思ってたんだけど
映画じゃモブキャラじゃん!!ぴえん
まぁ尺の都合上、ミヤコをストーリーに絡めるとややこしくなってきますからね・・・仕方なし。
そして何よりも我らが大覚様アキラが姿を見せない。
アキラくんのちっこい無感情だけどなんか生意気な眼差しが好きで、
映画ではどんな感じの声なのかな〜〜動くアキラくんが見れる〜〜〜
とここ最近の量産型女オタのように胸をときめかせていた私には
推しキャラが大人達に散々実験台にされて神経だけバラバラにしてホルマリン漬けになった姿で登場するのはショック大です!!!!!!!!!
アキラリアコ勢としては絶句もんですわ。
(リアコ=リアル恋。推しに恋心を抱く様。)
大友先生。堪忍してつかぁさい・・・
もう大覚様に恋なんてしない・・・
てかめっちゃめっちゃめちゃのキーパーソンじゃないですか・・・?
原作では登場人物のほぼ全員がアキラくんを求めて走り回って争いを起こすのに
まさか映画ではホルマリン漬けのラベルに「アキラ」って書いて出して
これがアキラの正体だよ〜〜って言うだなんて・・・予想もしてなかったよ・・・?
そこが大友先生の良さでもあるんでしょうねぇ・・・嗚呼アキラくん・・・
もっと動くアキラくんを見たかったよ・・・覚醒して吠えるアキラくんを見たかったよ・・・
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あの名台詞「俺達ァ健康優良不良少年だぜ」も映画では一切出てきません。
でも代わりに「さんを付けろよデコ助野郎」が映画のみの名台詞で出てくるから・・・
まぁ・・・許すよ・・・
むしろニコニコ出身、2ちゃん出身の方は
デコ助野郎の方がよく耳にしたのではないでしょうか?
インターネット老人会の皆さん、どうですか?
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ここの感想は腐女子から見るAKIRAのストーリーの良さ、って感じの項目にはなっちゃうんですけど!
まず私的にはアキラが持ってた力っていうのは未来を切り拓いていく力、強さなのかな〜なんてぼんやり思いました。あっもう既にそんな考察されてたらすみません・・・
鉄雄にはまだちょっと早かったんだね。
自分の意思で行動していくリーダーシップのある金田と
アキラの力を手に入れたはいいけど己の未熟さ故に力を使いきれなくて潰れてしまう鉄雄の関係、いいですよね。
金田は見返りとかも一切求めてないけど、弱くて虐められてた鉄雄の味方なんですよ、ずっと。初めて出会った頃から力を手に入れてからもずっと、鉄雄を無条件に助けにいく強さ。
そんな金田の強さに惹かれて羨ましく思うけど、自分は金田みたいになれなくて
「助けに来んな!」って突っ撥ねてみたり自分の弱さは見せたくなくて力を手に入れてもずっと一人で行動しちゃう鉄雄の素直じゃない所とか・・・
二人の関係性って切なくてアツくていいなぁ・・・って・・・
金田は仲間だから助けに行くけど鉄雄は完全に金田を特別視してるし。
最終的に力が暴走してしまって鉄雄は見るも無残に肥大化してしまうんですけど、
そんな手の付けられない状態の時に「金田、助けて」って助けを求めちゃうの、
萌えって感じじゃないですか????
突っ撥ねるだけ突っ撥ねて、でもやっぱり最後には金田を求めて・・・
アキラの”未来を切り拓く力”をもともと持ってた金田の前で無力に散ってしまう感じは切ないですね・・・
はぁ面白いなAKIRA・・・
女だとどうしても友情ストーリーに弱い部分がありますね。
腐女子上がりなんで特に弱いです。
男性と女性だとまた今作の気に入る部分に違いがあって面白そうですね。
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正直映画版のAKIRAに関しては全く説明がなくて、
テーマパークのライドみたいな気持ちです。ひたすら進んでく事象を見させられてるだけ。
これだけ観て何か感想を述べるって難しいかも!
少し難解だからこその癖が名作になるものなんだなぁって思いました。
今年の7月に新アニメプロジェクトが始まるので
今からとっても楽しみですね〜〜!
話が逸れに逸れてしまいますがAKIRAはそれだけ良いポイントが多いってことで!!
それではまた!
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