みなさんこんにちは。
先日アマゾンプライムの良さ、プライムビデオの良さを語ろうとしてたとこで
日本で公開中止になったと噂の
「マザー!」(2017年:ダーレン・アロノフスキー監督)がもうすぐ配信終了になるとのことだったので観てみました。トラウマ必至のラスト23分!みたいなのが売りみたいです。
ダーレン・アロノフスキー監督と言えば
ブラック・スワン、レクイエム・フォー・ドリーム等「うっ…」となる映画を作ることで有名な監督ですね。
人気の監督なので、公開中止になったのを悲しむ方も多いのでは・・・
今回も「意見が割れる」「こういう映画だとは…」などという意見をよく目にしたので、
ちょっと見てみようじゃないかと。
公開中止とか煽られると、観たくなっちゃうしね!
***
あらすじ
郊外の一軒家で暮らす2人の夫婦。
夫は作家であるが、なかなか筆が乗らない。
そんな夫を献身的に支えようとする妻で暮らしているが、突然来訪者が来る。
どこの誰か全く知らないが、
執筆活動のきっかけになれば良いと迎え入れる夫。
妻は全く知らない人を迎え入れるのに抵抗がありますが、夫のためならば…としぶしぶ受け入れます。
この客人がまた厄介で、カップを割ってしまったり妻が禁煙だと伝えてもタバコは吸うし、トイレで吐くし。
困ったなぁと思いつつも翌朝を迎えると、客人の妻が家にやってきます。さらに息子もやってきます。我が者顔で家を使っていく客人達に苛立ちを隠しきれない妻だが、客人同士で喧嘩をしてしまい、息子が死んでしまいます。
ここからが本当の悪夢の始まりだった───
的なお話です。
ジャンルとしてはサイコスリラーになるみたいです。
***
以下、ネタバレ込みの感想です!!
正直「これは日本人にはわからん」って感じの話です。
なんでかというとモチーフとされているテーマが
キリスト教だから。
無宗教の国と言われてる日本じゃ、この作品を読解するのは
なかなか難しいのではないでしょうか・・・・
一説によると
夫=神・創始者
妻=母なる大地
来訪者の男=アダム
来訪者の女=イブ
来訪者の長男=カイン
来訪者の次男=アベル
って感じの意味があるみたいです。
そうやって考えると、
来訪者の男と女が「入るな」と言われてる部屋に無理やり入る
=禁断の果実を口にする、
妻の怒りを買い、追い出される=楽園から追放される
ってところかな。
カインとアベルに関しては知識がなかったので調べてきたのですが
人類最初の殺人の加害者・被害者
って話なんですね。次男死ぬしな!そういう事か!
夫が妻にやっかまれながらも
来訪者、続々増えてくる客人にいい顔をするのは「隣人愛」という教えの部分でしょうね。
生まれた子供が死ぬ=キリスト って事?でもキリストって食べられないよね?
キリスト教には神聖な子供を食べるとか文化もあるんでしょうか?いや無いか。
あったとしたらすげぇ嫌な文化(白目)
本作、せっかく主人公が頑張って産んだ赤ちゃんを客人にバリバリ食われるシーンがあるのですがこれがまたイヤ〜〜〜なシーンなんですよね
昔、ベイビー・オブ・マコンという胸糞映画を観たのですが、そちらの映画にも
赤ちゃんを複数人でバリバリ食うシーンがございまして・・・
赤ちゃんがかわいそうな目に遭う作品がすげぇイヤ。あらすじとか全部忘れて食われた赤ちゃんのことしか考えられなくなる。胸が!痛いよ!
しかもマザー!の赤ちゃんを食べる時の効果音がすごい耳に残る!無理〜〜〜!!
もしこのブログを観てから映画を観られる方は、音にも注目してください()
うーん・・・キリスト教の知識がないとこの作品を読解するのはちょっと面倒だなぁ・・・
結局神は自分の求める楽園を作れず、何度でも何度でも繰り返すんでしょうね。
どこまでがキリスト教に沿ったテーマなのかわかりませんが、
私はそこまで考える程好きな作品では無いと判断したんで、
Firmarksでは評価なしです。んー!こりゃ本当に評価が分かれる作品ですね!
なんか、寝付きの悪い夜に延々と見させられる悪夢、ってのが
正直な感想です。それ以上でも以下でも・・・
キリスト教の事に知識のある方、考察好きの方は楽しめる一作かもしれないです!
(詳しい方いたら、コメントで教えてもらえると嬉しいです)
***
こんな感じで、「マザー!」の感想でした。
興味のある方は是非〜〜!お休みなさいませ。
コメント